今回の「メタルのうん」は、日本のラウドシーンを席巻する【thousand eyes/サウザンド・アイズ】をご紹介!個人的にもハマったオススメのバンドです。メロデスバンドですがゴリゴリ過ぎず聴きやすく、なんと言ってもツインギターのハモりがシャレにならない極上モノ!往年のスラッシャー、ジャパメタファンにもぜひ聴いて欲しいサウンドをお楽しみ下さい。
【Thousand Eyes/サウザンド・アイズ】
2011年にギタリスト・KOUTAとボーカル・DOUGENのプロジェクトバンドとして結成。2012年に「YouthQuake」のベース&ボーカル・AKIRAや国内メタルで名高いメンバーが集結し、本格的にバンドとして活動を開始した。
サウンドはメロデス/デスラッシュ、とはいえボーカルはゴリゴリのデス声ではなくシャウト系。ギターの刻みはスラッシュそのものなど、90年代に派生したジャパメタスラッシュの正当継承・進化系といえるサウンド。「デス」系を避けてる方にも、ぜひ一度は聴いて欲しい個性があります。
『DayOfSalvation (OFFICIAL PV)』
メロデスが苦手な方も、ぜひ2:49からのギターを聴いてください!
ギターが織り成す叙情的なメロディと、ブラストなどのリズム。言ってみれば、アーチ・エネミーなどのメロデス系。しかしツインギターによる強烈な泣きのハモリが、唯一無二のたまらない魅力なのです。ハマると無限ループで聴き続けたくなります。
・2018年リリースのアルバム「DayOfSalvation」の公式全曲紹介
メンバーには、様式美系ジャパメタバンド「LIGHTNING」ギターのKOUTA、「YouthQuake」のベース・AKIRA。2018年に脱退したが「GALNERYUS」のドラマーFUMIYAなど、国内有名メタルバンドの名前がズラリと並ぶ。
さらにレーベルが、「SPIRITUAL-BEAST」となれば期待は高まって当然。2013年にリリースした1stアルバム『BLOODY EMPIRE』は、叙情的なメロデスの秀作。
2017年リリースの2nd『ENDLESS NIGHTMARE』から、強烈なツインギターのハモリと泣きのフレーズが表れて、唯一無二の個性的な魅力が開花しました。2018年の『DayOfSalvation』なんてスラッシャーにはご馳走以外の何物でもありません!
『 Lost Forever (OFFICIAL LYRIC PV)』
バンド名の由来はギタリスト・KOUTAが好きなアメリカのデスメタルバンド「DEATH/デス」の曲『1,000 Eyes』から。語呂の良さから現在の「thousand eyes」にした。
公式サイト
「Extasy Records」のテイストを感じるジャパニーズ・スラッシュの美学
【thousand eyes/サウザンド・アイズ】はジャパメタファンに全力でオススメしたいバンドですが、高音で歌い上げるボーカル好き、ボーカルを主体に聴く方には不向きかもしれません。
メロディアスなギターやハードなサウンドに、ジャパメタの正当進化さを感じさせてくれます。ギターやリズムなど、ノリとバランスを主体に聴く方向きです。
個人的には90年代に圧倒的な人気を誇ったインディーズレーベル「Extasy Records(エクスタシー・レコード)」のテイストを感じます。
往年のファンにはご存知、初期X(現X-JAPAN)やLUNA-SEAを輩出したYOSHIKIのレーベル。在籍していたバンドはビジュアル系だけでなく、デスやインダストリアルなどあらゆるサウンドの面々がいました。
その中でも、初期Xのサウンドをさらに過激に突き詰めたスラッシュバンド「YouthQuake」のサウンドが、思いをよぎります。配信系やYoutubeにもほとんど音源もなく聴く術が少ないのですが、バンド名を冠した3rdアルバム『YouthQuake(1996年)』は国内スラッシュの名盤です。
YOSHIKIのアドバイスもあって制作されたらしく、ボーカルこそ元東京YANKEESのHIYORIによる絶叫シャウトですが、サウンドはエクスタシーと初期Xのテイストを感じさせる傑作でした。
2006年に(Vo.)HIYORIが脱退後は、ベースだったAKIRAがボーカルも兼任。その後はデスメタル要素が強くなっています。
・YOUTHQUAKE 『Without Being Defeated』
AKIRAが参加している屍忌蛇(G.)の「VOLCANO」にも、その傾向が見られます。ベースプレイヤーで参加したバンドのサウンドに影響を与えているのが凄いですね。
サウザンドアイズにAKIRAが加入する意思を伝えた際に、(G)KOUTAと(Vo)DOUGENはビビリまくっていたとか。KOUTAは「腹くくって話してくる、今日が俺の命日だ!」と覚悟を決めて話に向かったそうです。
【thousand eyes/サウザンド・アイズ】の現メンバーと、過去に在籍したメンバーをご紹介します。
KOUTA(ギター/2011~)
KOUTA(ギター/2011~)
・【Play Though 】Bloody Empire - Regular Tuning
ギター、リーダー兼メインソングライターでバンドの名付け親。
HELLOWEENやGAMMARAYなどジャーマンメタルや、イングヴェイ・マルムスティーンのネオクラシカル系を展開している様式美系ヘヴィメタルバンド「LIGHTNING/ライトニング」のギタリスト。【thousand eyes/サウザンド・アイズ】をメロデスのプロジェクトバンドとして立ち上げた。
DOUGEN (ボーカル/2011~)
セッション動画をちょろっと。
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Melt4とBlack Sweetの方々とロックしました。 pic.twitter.com/jMbYFbiKoq
窪田道元(DOUGEN KUBOTA) (@westvillage2110) December 17, 2019
本名・窪田道元、バンドで唯一のスキンヘッド。AFTERZERO・UNDEAD CORPORATIONでも活動中。表情豊かなシャウト系ボーカルが、デスに収まらない音楽性の幅広さを与えている。
ぶつかると喧嘩をふっかける気の荒い一面があり、結成以前KOUTAと仲が悪かった。打ち上げで和解してから意気投合したそうな。ライブハウスではぶつからないよう気をつけましょう。
AKIRA (ベース/2012~)
【ついに今夜!】4/18(土)元YOUTHQUAKEのBassist、AKIRA氏の生誕祭!ROSENFELDのHISAYOSHI氏を始めとして多くのミュージシャンが駆けつけてくれます!ユースの元メンバーなんかも出ます!俺も出ます!笑 pic.twitter.com/coCmSeBqyB
— LIVE HOUSE CRESCENDO (@crescendo_jp) April 18, 2015
本名・田中彰。元YOUTHQUAKE・屍忌蛇のVOLCANOでも活動中。エクスタシーレコードに所属していたバキバキの男気ベーシスト。バンド参加の意思を伝えた際、KOUTAとDOUGENはビビりまくっていた。
TORU (ギター/2012~)
俺がいつも見せてもらってる景色ちょっとだけみんなにお裾分け
— ウーミン (@Woomiya) October 7, 2019
自分が演奏だのパフォーマンスをどれだけ褒められてもらえてもいつまでも満足出来ないのは、これを長年一番近くで見てるからなのよ。説明不要の世界基準です。@ThousandEyesHM pic.twitter.com/VPOHgqIeNm
TEARS OF TRAGEDYでも活動中。KOUTAとは結成以前から10年来の付き合いがあり、KOUTAのプロジェクト「SUM RIZE」のサポートギターも務めていた。
YU-TO - (ドラム/2019~)
・Undead corporation &Hone your sense "Face the Fate" YU-TO Drum playthrough
元Death I Am・UNDEAD CORPORATION・Infernal Revulsion・Infected Malignityでも活動中。2019年3月に加入した。
■元メンバー
JUHKI - ドラムス(2012-2013)
結成当時のドラム
FUMIYA - ドラムス(2013-2019)
CORPORATION・Unlucky Morpheus・GALNERYUS・Grace period・YUHKINENで活動中。活動が忙しくなったためサウザンドアイズを脱退。
結成当時のドラム
FUMIYA - ドラムス(2013-2019)
CORPORATION・Unlucky Morpheus・GALNERYUS・Grace period・YUHKINENで活動中。活動が忙しくなったためサウザンドアイズを脱退。
AlbumDiscography
2018年のアルバム特典で配布されたKOUTAとDOUGENによる未発表曲『Lunatic Shadow』のリリックPV
【thousand eyes/サウザンド・アイズ】のアルバムはSpotifyで配信中!無料リスニングできます。
各アルバムタイトルはYoutubeプレイリストにリンクしています。チョイ聴き・チェックにご利用下さい。
メロデスだけでなく、日本のラウドシーンの名盤。キャッチーなフレーズも多く、ライブでヘドバンに叫びたくなる楽曲揃い。一度聴くとギターフレーズが、美メロが耳から離れなくなります。
LiveSelection
【thousand eyes/サウザンド・アイズ】が現在公式で公開しているライブなど、画質・音質が良好な動画を厳選しました!最新のライブから、今では見られない貴重な過去映像までたっぷりお楽しみ下さい。
2019.07.13 @ Shibuya CYCLONE, Tokyo
「THOUSAND EYES Presents “BLOODY SALVATION“」
1. Dawn Of Despair
2. Day Of Salvation
1. Dawn Of Despair
2. Day Of Salvation
@19.10.05 Shinjuku Ruido K4
(encore)One Thousand Eyes
19.11.03@Mescalin Drive Hamamatsu
2016.03.19 @ Harajuku ASTRO HALL, Tokyo
#1「SE~Bloody Empire」
#2「One Thousand Eyes」
入手可能なTシャツやGoodsを徹底調査
ハードラウド好きの間で大注目を集めまくっている【thousand eyes/サウザンド・アイズ】。グッズはライブ販売中心で、売り切れ必至の人気ぶりです。
現在購入可能なのは「EndlessNightmare」のリメイクTシャツ。ライブ会場でのみ購入できます。
デザインがデッカく成長しましたw pic.twitter.com/WVb9r9jnNY
— Kouta_ThousandEyes (@KoutaBushido) July 6, 2019
2020年5月現在、ライブが軒並み延期。10月当たりから再開予定のようです。
ライブ会場ではPayPayでスピーディに購入できます。ぜひ準備しておきましょう。
物販でのPayPay決算の流れ
— Thousand Eyes (@ThousandEyesHM) July 12, 2019
1.アプリを起動しスキャンをタップ
2.店員が首から下げているQRコードをスキャン
(3,500円専用QRコードの場合は4へ)
3.お客様にて金額を入力
4.店員と一緒に金額を確認した後で、お客様が支払いをタップ
5.血塗帝国決算完了画面を店員に見せていただき支払完了! pic.twitter.com/Wr8pUHOISc
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